菊芋

 

4コマクッキング 足立通子の著書
 
 
   

日々の生活のなかで、
へぇ〜とびっくりすること、
感心すること、を集めて
みました。
珍味、珍品、珍現象を
ご紹介します。

   
台湾の珍なるもの:その1
   
台湾の珍なるもの:その2
   
台湾の珍なるもの:その3
   
ふぐの子ぬか漬け
   
曲がり子
   
つくしの砂糖菓子
   
菊芋
   
Bloody Caesar
   
糊こぼし
   
沖縄ぜんざい
   
恵方巻き
   
霜柱
   
卵の穴あけ器
   
マウンティングラス
   
和菓子・梅干
   
干菓子・紫野
   
蓬莱山
   
ほどいも(アピオス)
   


菊芋

 

昨年末、知人からこだわりのお米と古代米と共に菊芋が送られてきました。
菊芋は皮をむいてしまうと、とろけてしまいますからご注意!!と注意書きもそえていただいてました。

  土生姜?うこん? 初めて目にする物体です。
でも菊芋って? たしか…
30年近く前、聴講生で行っていた某大学の“特殊栄養”の講義の中で、この名を聞いたはず、たしか“砂糖に代わる低カロリーの糖の材料”だったのでは・・・・?
そんな記憶だけの菊芋。いったいどうしていただくの?
知人に聞くのもちょっと恥かしいので、ネットで検索。

菊芋
 

さあどうしていただきましょうか?
ネットでは煮物、味噌漬け、醤油漬けなどがでていました。
そこで味噌漬け(手持ちの麦味噌を使って)、醤油漬け(醸造元奈良・吉野の旨味と甘味が添加された醤油を使って)をつくってみました。
洗って、皮は汚れ部分をちょっとけずるだけにし、そのまま味噌、醤油に漬けました。

1週間ほどおいてからいただきました。

 
味噌漬け
味噌漬け
醤油漬け
醤油漬け
 
味は山ごぼう?
歯ざわり、風味ともによく似ています。
ちょっと粉っぽく感じ、澱粉っぽいのですが、澱粉ゼロなんですね。
すると主人が「これ前から好きやねん」というのです。
「えっどこで食べたん?」「昔、関(新潟)へスキーへ行ってた時に宿でよう食べた」というのです。
市場には出てこないけれど、昔から地産地消で菊芋は食べられていたのだと納得しました。
天然のインスリンとも言われるイヌリン豊富な菊芋、今は健康食品として特別な物というイメージになっていますが、本来は普段の食卓に気軽にのぼる食材だったのだろうと想像しています。
せっかくの私にとっては“珍なる食材”だったので、友人にも食べてもらおうと、茶懐石の集まりに持参し、皆でいただきました。
私的には醤油漬けが好みです。


 

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