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グルメ旅行記〜スペイン・エルブジワールドを楽しむ〜 |
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今世界で一番注目されているレストランEl Bulli(エルブジ)、そのシェフのフェラン・アドリアの作り出す独創的な料理は1年の半分は世界中を食べ歩いて創り出されるとのこと。
エルブジホテルで提供されるメニューはいわばレストランで提供されたアーカイブスのメニュー。それをいただいてエルブジワールドを評することはできないと思うのですが、今回2泊3日のエルブジホテルを振り返って、私なりの感想を・・・
ホテルの正式名はelBulli hotel HACIENDA BENAZUZA
★★★★★GRANLUJO(5つ星)
HACIENDAは大規模農場とか広大な家の意。したがってBENAZUZAの大きな屋敷かな?
滞在していて、やはりスペインというお国柄を感じました。
5つ星で格調高いホテルですが、とてもお気楽。お昼はタンクトップにショートパンツ、サンダルで、ベビーカーを押して邸内を出入り、宿泊客かご近所のヤングママが遊びに来てるのか?って感じ。プールサイドでも子供が公園のプールよろしくはしゃいでいます。
お料理は?
エルブジ料理の原点はスペイン料理のタパスにあるとわたしは思います。
世界の料理を研究して、その素材、調理法を分解して新たに組み立てる。その中で、独創的な組み合わせ、調理法、盛り付け、提供法が創り出されている。これがエルブジワールドと私は理解しています。
私がTVなどでエルブジ料理を見ていて、一番危惧したことは「たしかに面白い料理だけれど・・・おいしいの?」ってことでした。
結果は・・・やはり私の危惧は当たってました。
味にはお国の違い、個人差がありますが、日本人の私としてはうまいっ!!とは言えませんでした。
スープがとても塩っ辛い(欧米ではよくありますが)。
ミスマッチ ex. 西瓜のステーキ&トマト&バルサミコ・・西瓜は生なら結構かも
いちごに粉山椒は・・どーも。
(そこが独創的と言われればシュンですが)
でも、1日目のDINNERはGOODでした。
目でも舌でも感動させるものでした。やはりえらそうに言わせてもらえれば、お料理の基本はしっかりされていることはDINNERをいただいて分かりました。
そこで
結論はエルブジ料理はピカソ。
ピカソの若い時の作品はとても分かりやすく素晴らしい。デッサン力はすごい、抜群。
でも、キュービズムに至っては凡人にはだんだん理解不能になってくる。
旅行から半年も過ぎてしまいました。
ずっとこの旅行記をどういう切り口で表そうか?悩んでいましたが、ちょっと失望だったので、なかなか気持ちが盛り上がってこなかったのです。
そして結果。
平凡にわたしの胃袋に入ったエルブジをお見せすることにしました。
そして私なりのエルブジ料理の結論はピカソ・・・これで気持ちがスッキリです。
エルブジ料理のこれからも注目し続けたいと思っています。料理の歴史の1ページとなるのでしょうか?
2006.4 |
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